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酒材班がゆく!
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「カリフォルニアワインVS日本酒 in 播州赤穂」取材記

カリフォルニアEOS(イオス)ワイナリーのクリス氏とヒデさん(パーティ会場にて)

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とある晩夏の週末、カリフォルニアで近頃人気のワイナリー(醸造所)の関係者が忠臣蔵で名高い播州赤穂市の酒蔵を訪れ、ワインと日本酒のテイスティングをやるらしい!との情報が王国に飛び込んできました。
この頃はワインの世界にも足を踏み入れつつあるヒデさん。その情報を聞きつけるや、スタッフに内緒でこっそりと播州赤穂へ向かったのでありました。

■ワインvs.日本酒、造り方はここが違う    
クリス氏を囲んだ催しに参加された方々。左から二人目が奥藤家のオーナー。

カリフォルニアからはるばる播州赤穂を訪れたのは、小規模高品質ブティックワイナリーとして注目されている「EOS(イオス)」の、オーナー一族でもあるクリス氏。そして意見交換のお相手を務めるのは、四百年近い歴史を持つ地酒「忠臣蔵」蔵元の奥籐商事社長・奥籐利文氏です。奥籐家は平成14酒造年度金賞受賞の実力を持つ銘醸で、かつては廻船問屋や塩田等を営み、赤穂藩の浅野家とも深いつながりがあったということです。

テイスティングに先立ち、カリフォルニアワインと日本酒の造り方の違いが話題となり、要約すると以下のような違いがあるとわかりました。

(1)オーナーの役割

ワイン・・カリフォルニアでは、ほとんどのオーナーが自ら葡萄の栽培、管理、収穫、発酵、樽熟成といった工程全般にかかわる。

日本酒・・酒造りの設計はするが、原料米の栽培、収穫、精米、麹・酒母造り等に手を貸すことはしない(杜氏を中心とする蔵人に任せている蔵が大半)。

力を込めてワイン造りの説明をするクリス氏と、苦手な英語の聞き取りに必死のヒデさん。

(2)造りの注力点

ワイン・・葡萄の出来に大きく左右されるので、土地の気候、風土に合わせた栽培、管理に神経を使う。また発酵後の熟成・貯蔵方法でワインの性格が変わってくるので、熟成樽の選定が重要。

日本酒・・原料米は重要であるが、自ら米栽培する蔵元は極めて少なく、酵母選びや、発酵管理の方に神経を使うことが多い(ワインに比べて日本酒は発酵までの期間が長いため)。また発酵が終われば後は搾るだけなので、熟成などの貯蔵にはあまり注力しない。

ちなみにEOS(イオス)では今、熟成樽の研究に注力しており、毎年樽を変えて5種類位ずつ試しているようです。奥藤社長も樽の話には興味をそそられたようで、お目当てのテイスティングがいつ始まるのかと気をもむヒデさんたちをよそに、しばらくはその話で盛り上がっていました。


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